中学入試と補欠合格

中学入試では日程が集中しているために第1希望の学校の合否がわかるまでに複数の学校から合格通知をもらう受験生が多く発生します。こうした受験生は第1志望の学校に合格が決まると当然ながら第2志望以降の学校の入学は辞退します。中学校ではこうした事態をあらかじめ想定し、入学定員よりも多くの受験生に対して合格を出します。どれくらい多めに合格させるかは、入試成績や受験生へのアンケートをもとに決定されます。例えば、偏差値が50程度で前半の日程の中学では、合格者の中で算数の得点が飛びぬけて高い受験生に関しては、基本的に他の学校へ入学すると判断して祖の受験生の人数分を多めに合格させることになります。また、アンケートを実施している学校では、第1志望校として自分の学校を記入している受験生については入学してくるものと見なします。ただし、入試は年によって倍率が変化するうえ、新設の学校があったり日程を変更・追加する学校があったりする影響で、受験生の入学辞退は毎年違った傾向を示します。そのため、予定していた以上の入学辞退者が発生し補欠合格が発生することがあります。「繰り上げ合格」とも呼ばれる補欠合格は、入学予定者が定員を下回ると判断された場合に行われます。したがって、残念ながら不合格となったものの、得点開示を見ると合格最低点まであと1、2点だったという中学入試生は補欠合格になる可能性が高いです。というのも、どの学校も定員を大幅に超える入学者が来ると教室などの設備面で対応が難しいため、少し不足気味に合格者を出しておいて、後から補欠合格で補充する傾向があるからです。